2019年度フィリピン・クオータビザの枠が終了

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跡を絶たないビザ詐欺被害

 世界的に見ても非常に強力なフィリピンの永住ビザの「クオータビザ」ですが、詐欺被害が跡を絶ちません。当ブログ管理人のところにも非常に多くの問い合わせが来ています。まずは、人任せにせず、ご自分自身がクオータビザの特性をよく知った上で、取得手続きに入ったほうが良いと思いますので、今回は、いろいろな角度から、フィリピンのビザ全般の問題点や、そもそもフィリピンにはどんな長期滞在ビザがあって、どれを選ぶのが正解なのかという点をご紹介したいと思います。

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クオータビザのこと

クオータビザは年間50人にのみ発行

 非常に根本的なことなのですが、年間で50人というのは、日本人50人、中国人50人,アメリカ人50人などというものではありません。クオータビザとして全世界からの申請を受け、年間で50人までの外国人に発給される仕組みです。最近では中国からのクオータビザ申請が急増しており、2019年度はすでに8月の時点で50個すべての枠が発給を終了しているそうです。

ビザの枠が無くなった年はどうするのが正解か

 では、クオータビザの枠が無くなってしまった年はどうするのが正解でしょうか? 答えは簡単です、一切の支払いをせずに、来年度早々にビザの取得手続きを開始してほしい旨をビザ代行者に伝え、次年度を待つことです。悪徳業者は、手付金を打つように言ってきたり、内緒で処理できるからなどど嘘をついて、手数料の入金を促してきます。しかし、そのような業者は、ビザなどはじめから取得するつもりもないので、トラブルになります。絶対に枠が無くなった年にビザの取得手続きを始めるなどという業者を信用しないでください

ビザの枠が無くなった年は いつ申し込むのが良いのか

 やはり1月早々にビザの申請手続きを始めてもらうためには、年度内に一度は取得代行業者に問い合わせを行うべきです。なぜかと言いますと、今年2019年のように、夏の時点ですでに枠が無くなってしまっている年は、次年度の予約がすでにたくさん入っている可能性があるためです。1月になって申し込んでみたら、「今年はもう予約でいっぱいですよ」などという具合にならないように、はやめに問い合わせをしておきましょう。ただし、前述したように、多額の手付金を要求してくるような業者や、クオータビザしかやっていないようなビザブローカーを相手にしてはいけませんよ。

ビザのことをもっと知ろう

本当にクオータビザがベストチョイスなのか考える

 これは筆者がいつもビザの話になったときに、まず最初に聞く事柄なのですが、「あなたには、本当にクオータビザが必要なのか?」という基本を考えるべきです。フィリピンの会社に就労しない、収入は日本の保険や年金で賄うため、企業に就職したりするつもりは毛頭無い、最後は日本に帰るつもり、などという場合は、クオータビザなどの高額なビザは必要ないと思います。

ビザ無しでの長期滞在もフィリピンでは合法です

 まず、年金や日本からの収入や貯金だけでフィリピンに住むのであれば、実は永住ビザも必要ないのです。アメリカと違ってフィリピンの長期滞在は驚くほどかんたんです。半年ごとに移民局に行って、入国時に自動的に付与される観光ビザを延長し、2年に1度くらいの頻度で1~2泊外国(香港などが近いのでお勧め)に行って帰ってくれば良いだけです。筆者は、この方法でセブ市に30年住んでいるイギリス人の作家を知っています。

結婚ビザは慎重に

 もう1つの長期永住ビザの「結婚ビザ」ですが、フィリピン人と結婚してしまえば簡単に取得が可能です。しかし! ちょっと待って下さい。そんな弱点を知り合ったばかりの配偶者に見せてしまって大丈夫ですか?
 フィリピンでは、結婚ビザをネタにフィリピン人妻が愛人や悪徳弁護士と結託して、日本人の夫にゆすりを働くケースが結構あるようです。フィリピンでは、フィリピン国内の財産はすべて夫婦で半分づつ貰う権利が発生してしまいます。ですので、結婚ビザを根拠にビジネスを始めるのは、非常に危険だと言わざるを得ません
 フィリピン人の配偶者がいる状態でビジネスをする場合は、会社の所有者を信頼できる複数の人間に任せ、いざ、フィリピン人妻とトラブルになって、財産を全部売って半分よこせなどという不埒極まることを言い出した場合は、「はい、残念でした!この会社は友人たちとの共同経営なので、売ってしまってもあなたにはいくらも行きませんよ」と言えるように準備し、会社の売上などのお金の方もできれば日本の銀行にせっせと転送して貯めておくことをお勧めします。なにしろ悪徳妻が半分もらえるのはフィリピン国内の資産でしかないわけですから。笑。当然家なども買わずに、賃貸にしておくと最強ですね。爆笑。

余談ですが・・・

 これも余談ですが、筆者の知り合いで、出張で渡比し、たまたま入ったマニラのKTVで運命の出会いとやらをしてのぼせ上がり、30歳も年下のフィリピン人妻と数ヶ月交際しただけで、大手の会社を退職⇨渡比⇨結婚し、1年後にその運命の妻に最初から愛人がいたとかでトラブルになり、上手く行きかけていたフィリピンでのビジネスも吹き飛んでしまい、とんでもない目に遭った日本人のおじさんがいます・・・。その方もトラブルの最初の段階では、結婚ビザをたてにして、徹底的なゆすり&たかりに遭ったそうです。その後、フィリピンの法律を盾にして、資産の半分をもぎ取ろうとしてきたそうです。不貞を働いたのは妻の方なのに・・・。このへん、さすがヒリピンですね・・・。こんなことがまかり通ってしまうのですから・・・。そもそも、飲み屋で知り合った女と運命の出会いなんてあるわけないんですが・・・。みなさんも気をつけてくださいね。
 まあ、筆者のほうでフィリピン人配偶者とのトラブルも対応できないわけではないので、ご連絡いただければ、相談に乗って、法的な対応をするサポートや、その後の後処理などのサポートもいしますですよ。はい。

もう1つの長期滞在ビザSRRV

 長期滞在できるビザとしてはSRRVリタイヤメントビザというのがあります。これは、リタイヤメントビザとは言っても、なかなか使えるビザです。では、このビザのメリット・デメリットを見てみましょう。まずはこのビザの何がメリットかと言いますと・・・

  • 代行会社の取得手数料が安い
  • 頑張れば自分でも取得できる
  • 就職も可能(就労許可の取得は必須)

そして、デメリットはと言いますと・・・

  • 1年毎の更新手数料が400ドルと高額
  • 更新はどこにでもある移民局ではできなくて「フィリピン退職庁(PRA)」に出向かなくてはいけないので、離島などに住んでいる人はめんどくさい
  • クオータビザと違い、銀行に必要金額を入れて残高証明をとった後も、フィリピンに住み続ける間は、その銀行にお金を入れておくか、そのお金を使ってマンションなどを買わなければならない。つまりビザ取得時に銀行に入れたお金は、フィリピンに住んでいる間は戻ってこいない。

 実は上記の3番めの条件がなかなかの曲者で、ビザ保持者がフィリピンで亡くなってしまった場合は、遺族がこのお金を引き出すことが非常に難しいということがあります。何年も裁判をしてやっとおろせるようになるらしいのですが、弁護士を雇ったり、フィリピンで世話を焼いてくれる人に謝礼などを払ってしまえば、いくらも残らなかったなどということも聞いたことがあります。

介護を受ける目的ならビザなどいらない

 いろいろな長期滞在方法がありますが、病気養老や、老後の介護などを請けるためにフィリピンに住むのであれば、クオータビザは全く必要ないビザです。しかし、観光ビザの延長で2年に1回海外へ出なければならないのは辛いという方は、やはりSRRVリタイヤメントビザが最適のように思います。

ではクオータビザって誰が必要なの?

クオータビザの恩恵を本当に活用できるのは、次のような人です。

  • フィリピンで事業を起こしたい人
  • 高額な料金を支払ってでも、日本以外の居場所を確保したい人

 要するに、生活する上で金銭的・時間的に、まったく困っていないばかりか、それに加えて何らかのビジネスをフィリピンでやりたい人はクオータビザの恩恵をふんだんに享受できるでしょう。なにしろ選挙権が無いって言うこと以外は、ほとんどフィリピン人と同じ待遇が得られるわけなので・・・。
 また、お金が十分にあって、犯罪歴もなく、フィリピンに住んでいるわけではないが、行きたいときにはいつでも半年とか1年の長期で滞在できるようにしたい人にも、クオータビザは良いですね。なにしろ、そんな都合の良いビザなど世界中を探してもクオータビザくらいしかないですから。フィリピンに住んでいなくても維持できてしまうビザなんて、アメリカとかでは一切ありませんな。しかもクオータビザは維持費が安いですから、ただ持っているだけでも良くて、毎年3月までにフィリピンの移民局に出向いて、まだ生きてますよという年次報告をすればOKなので、維持しやすいです

クオータビザの詐欺被害に注意

 クオータビザは、個人での取得がほとんど不可能なので、業者に頼るしか無いわけですが、業者の選定を誤ると、とんでもない結果を招きます。ウエブサイトの見栄えの良さとか、YouTubeに動画が上がっているからとか、他のブロガーがお勧めしているからとか、そんな安易な情報だけで業者を決めると、後でとんでもない目に遭います。
 筆者が何度も何度も警告している通り、しっかりと精査すれば、まっとうな業者を選ぶことは難しくありません。

気に入った業者が悪徳業者かどうかわからない場合

 気に入った業者が、まっとうな業者かどうかわからない場合ですが、日本人がよくやってしまうのは、契約書の内容を精査しきっていないのに、安易にサインをしてしまうことです。これは絶対にやめてください。契約書にサインをしてしまったら、フィリピンではそれがどんなに理不尽な契約でも裁判で覆すことは難しいと覚えておいてください。

契約書を欠かされる場合の要チェックポイント

 以下に、契約書をチェックする際に、最低限確認しなければならない事項を説明します。決して契約書の内容を精査せずにサインしなりしないでください

  • 契約書には業者側の責任者と契約者の両方のサインをするようになっていること。
  • もしもビザの取得ができなかった場合に業者側が自動的に返金なしの免責となるようなとんでもない条件が書かれていないこと。
  • 契約する顧客に一方的に不利になるような理不尽な項目が一切無いこと。

最後に

 クオータビザ関係のお問い合わせが大変多くなっています。とくに今年(2019年)は8月の時点ですでにクオータビザの枠が無くなっており、そのためにより巧妙なビザ詐欺が横行すると予想されます。クオータビザには大金の投入が必要です。その大切なお金を搾取されないように、業者と契約する前にしっかりとチェックをしてください。もしも不安であれば、当ブログの管理人にメールをください。筆者が自分自身もクオータビザを取得して頂き、自身を持ってお勧めできるたくさんの信頼できる実績のあるコンサルタントをご紹介いたします。ご相談だけならお金はかからないようですので、気軽にお問い合わせください。

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