2024年東京通信大学TOU-4年1学期の感想

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2025年:4年1学期

開始前

 2025年:4年生1学期。4年になると「指定演習」という16回の授業で2単位もらえる授業を履修します。これには「情報社会デザイン演習、人工知能演習、社会調査演習、ITの社会的責任及び演習、経営学演習、経営戦略論演習、実践ゼミB」などがありますが、やはりここは入学の目的でもあった人工知能を勉強するために「人工知能演習」を履修しようと思います。

受講

 なにしろ4教科しかうけていないので、非常に楽な学期でした。次の2学期は、また海外生活に戻るので、やはりあまり多くを受講できそうにないので受講科目数をセーブしなければいけません。4~5教科を受講することになりそう。多分、自分的にはボリューム的には6教科くらい受講するのが一番時間配分がしやすい気がしています。

単位認定試験

 4教科受講したなかで単位認定試験があったのは2教科だけだったので、非常に楽勝だった。

受講終了

  4教科しか受講していないのに、神授業、良授業、難授業、クソ授業とすべてを経験できた(笑)。とくにこどもにプログラミングを教えるということを1度でも考えたことがある人には、「プログラミング教育」の授業は良いヒントになると思いました。
 また、Aiの演習の授業は微分と離散数学とPythonのかなり深い知識が必要不可欠であり、本ブログで挙げている参考書はテストの問題の答えが出ているので、絶対に買ったほうが良い。

勝手な感想

 4年生の1学期、1つのクソ授業のおかげで後味の悪い思いをしたが、そのほかで言えば概ねラ楽だった。1学期に4科目しか受講しないのは逆にたいくつなので次回2学期はもうすこし受講科目を増やそうと思っている。

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今学期に受講した科目

プログラミング教育A
人工知能演習
デジタルフォレンジック
システム設計Ⅰ

1.【選択】【神】プログラミング教育A(鈴木範子)

  試験がなくディスカッションといっても簡単なメッセージを書き込むだけという神授業。鈴木先生の授業はすべて神授業かも。単位認定試験が無いからか、第8回の課題は少し多い。プログラミングといっても小学校などの子供にプログラミングを教えるためのツールなどを使うので、本格的な開発を行うわけではない。逆に自分の子供や親せきの子に初歩のプログラミングのエッセンスを教えるためのたくさんのヒントが提示されるので、参考になす。

PDF資料:教科書に加えて練習用の資料やサンプルも提供される。

小テスト:なし! カンタンな課題の提出や掲示板への書き込みがある

単位認定試験:なし!

2.【選択】【匠】人工知能演習(井上雅之)

 間違いなく取り組む価値のある授業ではある。ではあるが、「教えてもらう」ことがほぼない。すでにすべてわかっている前提で授業が進んでしまうので、戸惑う人も多々いるように思う。
 この授業は「ゼロから作るDeepLearning」というオライリー出版から出ている本がベースになっている。この本の付録のサンプルプログラムがすべてこの授業の課題として出されている。
 問題の答えとして正解の数字に範囲がある(1.5でも1.4でも1.3でも良いような)場合でもこの本で取り上げられている数値でないと正解にならないのでこの本は必携
 この科目を履修するなら、実践プログラミングIとⅡおよび人工知能概論がすべて「A」以上、できれば「S」で微分や離散数学に明るくないと歯が立たないかもしれない。かなり高度なことが「すでにわかっている前提」で進んでいってしまう。
 たとえば「XOR回路」が、「前段でNAND回路+OR回路」、「後段でAND回路」が必要な「線形分離不可能な計算である」といわれてピンとこない人は履修しないほうが良いかもしれない。
 また、微分や積分の問題も「すでに知っている前提」で出題される。人口知能の授業を深く理解するためにChatGPTを使うということも・・・なんだか本末転倒な感じもするが、いたしかたないと思う💦
 また、授業ではAnacondaという科学計算やデータ分析、機械学習などに特化したソフトをごく当たり前のように使うので、PythonやR言語の知識も必須。授業では主にPythonの実行環境である「Jupiter notes」を使用する。
 非常に少ないヒントのみでpythonプログラムを作成し、その達成度を測る小テストは1回しか受験できないという厳しさ💦

授業のヒント:問題のヒントが満載?

授業のヒント:パーセプトロンについてなるべく優しく解説

授業のヒント:微分についてなるべく優しく解説

PDF資料:充実している

小テスト:小テストは1回のみ受験可能。ケアレスミスすら許されない。

単位認定試験:

3.【選択】【良】デジタルフォレンジックⅠ(角尾幸保)

 安定の角尾先生。デジタルフォレンジックとは、デジタルデバイスやシステム内のデータを科学的に分析し、証拠を収集・評価する技術やプロセスを指す言葉。これを全般的に学習する科目。しかし角尾先生の理路整然としたテストの出題傾向によって試験の突破はちゃんとできる。良授業。

PDF資料:充実している

小テスト:問題文にPDF資料の該当ページのタイトルが含まれているので楽勝

単位認定試験:問題文にPDF資料の該当ページのタイトルが含まれているので楽勝

4.【選択】【糞】システム設計(斉藤典明)

 とにかく読みずらくてド貧弱なPDF資料。噛み噛みの活舌。自分で言ったことに自分でうけて笑うという寒さ。難易度はそれほど高くないものの「動画でもちゃんと言っていないし、PDF資料にも書いてないような問題を出題」するので、GPA点を下げたくない人はとくに要注意な科目
 システム設計のポイントなどと称して「それはあなた個人の意見ですよね?」と言いたくなるようなことを挙げる。はっきり言って実際の開発の現場ではあまり役に立たない授業なので、単位数稼ぎ以外なら受講しないほうが良い授業。
 この講師、いろんな授業で「授業後のアンケートで辛辣な意見を書かれた」「生徒からクレームがあった」などと漏らすシーンが散見されたが、「あたりまえだろ!」としか思わなかった。

PDF資料:ド貧弱かつ「スッカスカ」役に立たない資料

小テスト:授業できちんと言及していないことをふつうに出題する

単位認定試験:小テストより酷い。もう感覚で答えたほうが良いくらい

分類

用語の説明です。今回から1つカテゴリ(糞授業)を追加(笑)

区分説明
わかりやすさ、ためになる内容、興味深い授業など楽しんで受講できた科目
動画をあまりちゃんと見ていなくても、小テストと単位認定試験が全く問題なくクリアできてしまったありがたい科目
取らなくて良いなら絶対に取ってはいけない授業(笑)
質の良くない授業。笑うような場面でないところで笑いながら話したり、噛みまくったり、びっくりするような棒読みだったり、授業以前の質の悪さが際立つので必須でない限りうけたくない授業。
授業内容が難解、試験は突破困難、講師の教え方がすこぶる上手だったり、内容が非常に良い授業。ただし取り組むには覚悟が必要な科目
悪でも鬼でもなく普通なのだが、とくに優れた点が見つから無い授業。将来なにかの役には立ちそうにもない授業だが、単位稼ぎ用にならまあいいかもというレベル。
旧態依然とした昭和なスタイルだったり、わざわざPDFから検索できないように文字や言い回しを変えたり、半角や全角を混ぜたりと、よくわからない検索防止策を入れている授業など、現代のネット・Ai・デジタル社会における大学授業のスタイルに追いついていない授業など。
説明もいらないくらいの悪クソ授業。難易度は中程度以下だが何の役にも立たない持ち悪いだけの授業なので、単位数稼ぎ以外なら受講しないほうが良い。

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